大口径光ファイバカッタ
CT114/115/116
CT114 はクラッド径80 ～ 600μm、CT115/CT116 は80 ～ 1250μm までの光ファイバ切断工具です。CT115/CT116は、被覆、光ファイバ把持力を数値設定で管理することができます。CT114 の被覆、光ファイバ把持力調整はトルクドライバを使用する手動式です。CT116は、最大15 度までの斜め切断をすることができます。
ラインナップ
| CT114 | CT115 | CT116 | |
| 外観 |  | |  |
| 適用クラッド径 | 80 ～ 660μm | 80 ～ 1250μm | |
| 切断長 | 5 ～ 40mm | ||
| 斜め切断 | ー | ✔ | |
| 適用ファイバ ホルダ | ファイバホルダアダプタ (FHA-CT115) FH-100, FH110シリーズ | ||
特長
自動バックストップ機能 （CT115/CT116）
バックストップは、大口径光ファイバやキャピラリ（中空ガラス管）、フォトニック結晶ファイバなど複雑な構造を持つ光ファイバにおいて良好な切断面を得るために役立つ機構です。
また、安定した切断面を得るためには、ミクロン単位での位置決めが必要です。従来は顕微鏡を使用して手作業で位置決めを行っていましたが、CT115/CT116は、自動バックストップ機能を搭載しており、 バックストップの位置を検知し、自動的に最適な位置へ移動することで、安定した切断面と作業の時間短縮ができます。
切断刃ポジション自動変更機能
常に良好な刃を使用し続けるため、切断刃の状態を管理し、工具レスの切断刃ポジション自動変更機能により、安定した切断品質を提供します。
常に良好な刃を使用し続けるため、切断刃の状態を管理し、工具レスの切断刃ポジション自動変更機能により、安定した切断品質を提供します。
切断刃自動ポジションの変更時期
切断刃管理メニュー
切断刃の位置を自動で変更
切断刃
次の切断刃の位置
無線通信機能
CT115シリーズは、新設計のファイバホルダFH110シリーズとRFIDによる無線通信機能を搭載しています。
FH110のRFIDには、ホルダのサイズ情報が含まれています。RFIDをCT115シリーズが読み取り、登録された光ファイバ情報から適切な切断モードを自動で選択します。
誤った切断モードを選択することを防止します。
インサート
インサートは、光ファイバの被覆径とクラッド径に応じて選択されます。
そのため、標準構成にはインサートは含まれていません。下表をご参照の上、別途ご購入ください。
*1:インサート表裏に、適用系に応じたＶ溝と数字が刻まれています。
ケース１: 被覆除去した光ファイバを切断する場合
被覆径に応じたサイズ
クラッド径に応じたサイズ
→被覆径に応じたサイズ(左)と、クラッド型に応じたサイズ(右)が各1組ずつ必要
ケース２: ガラスロッドを切断する場合
適用径に応じたサイズ
適用径に応じたサイズ
→適用系に応じたサイズ(左右)2組必要
インサート選択方法の詳細については、右QRコードからご参照できます。
インサート選択方法の詳細については、上記URLからご参照できます。
